こんばんは。
和心シルバー鋳造・研磨工場の加藤です。
今回もシルバーアクセサリーの作り方を教えます
今回は鋳造編です!
●ゴム型
前回のWAXを元にゴム型を作ります。鋳造をすると当然ワックス原型は無くなってしまします。
同じ形のものを複数作成するには「ゴム型」というものを作ります。
ゴム型は鋳造後のリングなどを圧縮ゴムでプレスして型取りしたものです。
デカい消しゴムみたいな塊
画像の下側の部分に三角形の注ぎ口みたいなのがあります。
ここから溶かしたワックスを流し込んでワックス原型を複製するのです。
ちなみに工場ではワックス(インジェクションワックス)を溶かしたものを圧力をかけてゴム型に流し込む機械を使います。
但し、鋳造は必ずしも成功するとは限りません、どんな職人でも失敗の可能性はあります。
ゴム型は鋳造後に型を取るものなので、鋳造に失敗すればワックス原型そのものが失われて型取りもへったくれもありません。
そういう危険を避けるために、ワックス原型の状態で型を取る方法もあります。
液体ゴムは高くて通常の倍近く掛かります。
ただゴム型に比べて強度が(多分)弱いので、耐久性に不安があったり細かい形状までうまく取れるかは分かりません。あくまで「せっかく作った1点しかないワックス原型をオシャカにしてしまわないための」保険の意味合いで考えておきましょう。
それでは、今日はここまで!
次回は量産型を教えますね♪
To Be Continued