■ダイヤモンドとは
ダイヤモンドの生成にはとてつもない高温と圧力が必要なんですが、自然界でそんな環境が存在するのは地殻の140~190km下だけです。そしてそれに要する時間も10億年もかかると言われています。結晶化したダイヤモンドは、火山活動によるマグマに乗って地表近くまで移動し、冷却後は火成岩の中にとどまります。この火成岩を探し当てることで、ダイヤモンドが採掘されるのです。
純粋なダイヤモンドの結晶は無色透明です。しかし内部に含まれるほんの微量の不純物(窒素・ホウ素・水素)によって様々な色に変化することがあり、これらは「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれます。
鉱物学データ
・英名 diamond
・和名 金剛石(コンゴウセキ)
・色 無色から黒色まで様々
・光沢 金剛光沢
・結晶系 等軸晶系
・硬度 10
■ダイヤモンドの伝説と歴史
ギリシャ語の「アダマス」(征服しがたい)に由来するダイヤモンドの名は、万物最高のその硬さを物語っています。和名の「金剛石」の名も仏典に由来し、何物にも侵されない硬さを意味しています。
ダイヤモンドと人類との歴史は遠い昔にさかのぼり、紀元前4世紀ごろにインドで最初に見つけられたといわれていて、旧約聖書にもその名が記されています。
ダイヤモンドが人間の目に留まるようになったのは、紀元前7~8世紀のインドだと言われています。インドの川には、とびぬけて固い石が含まれていました。これがダイヤですが、当時は磨く技術が無く原石のままだったため、結晶自体の美しさが重宝されていたにすぎませんでした。宝石としての価値は、それほど高くはなかったのです。
15世紀半ばにベルギーで、ダイヤをダイヤで磨くという研磨方法が考えだされました。これは現代の研磨方法にも通じるものです。その後、研磨技術が発達し、輝きを美しく見せるようなカットの方法が考えだされたりすることによって、徐々に宝石としての価値が高まってきました。
■ダイヤモンドの効果
ダイヤモンドは4月の誕生石で、石言葉は永遠の絆、純潔、不屈です。
ダイヤモンドは、これを持った人の想念や意志を強化し、身体の周りに強力なチカラの場を創り出し、困難を乗り越えさせ、目的を叶えるサポートをするとされるのです。
また、ダイヤモンドはよく瞑想などに使用されます。イメージを具現化する力があるので、瞑想が有効とされ、様々な障害を打破し、前進するイメージが与えられます。
ダイヤモンドの硬さから夫婦の絆が固くなるように導き、悪いことから妻を守という力があるとされています。このように結婚だけではなく恋愛関係の面でも、絆を深めて強いものにしてくれるといわれているので、恋人達はペアリングにもダイヤモンドを使用している人が多いのです。