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指輪の歴史

この世に「指輪」が誕生したのは、紀元前の古代エジプト時代だと言われています。永遠に途切れない夫婦の絆を円形に込め、結婚の際に交わされたのが始まりと考えられています。当時の象形文字の記録でも、「結婚」という言葉は、永遠を意味する「円」の形で描かれていたとか。また、ギリシア神話には、ゼウスの怒りを買ったプロメテウスが罰として鉄の指輪をはめさせられるという話が出てきます。

婚約指輪が生まれたのは、紀元前1世紀の古代ローマ時代とされています。婚約の際の誓いを果たす証として、鉄の輪をはめる風習が生まれたそうですが、当時は現在のように愛の証として贈られたというわけではなく、当時の結婚は「売買婚」という、お金で妻を買う形態が一般的であったため、お金を払った証として花嫁の父親に指輪を渡していたのが始まりだと考えられています。紀元2世紀頃になると、当時最も価値の高かった「金」の指輪を贈るのが通例となり、婚約指輪はカップルの愛の象徴となっていきます。さらに9世紀には、ローマ教皇ニコラス一世が「婚約発表の際には、経済的な犠牲を払うくらいの高価な指輪を、相手の女性へ贈らなければならない」といった具体的な発令を出します。これ以降、貴族を中心に、結婚の証として指輪を身につける風習が広まっていきました。11世紀には、花婿が花嫁に金の指輪を、花嫁が花婿に鉄の指輪を贈るという風習ができ、現在の結婚指輪の交換の儀式はこの頃から始まったと考えられています。その後、婚約指輪は時代とともにデザインを変えてゆきますが、一般家庭に普及したのは19世紀になりました。

指輪という文化はどちらかと言うと日本には希薄なもので、古代期に一度大陸から伝播された事実はあるものの、指輪をすることの意味と重要性、そして指輪が持っている歴史的重要性などを当時の日本人は知る由もなかったからなのかもしれません。どうして当時の人達に受け入れられなかったのかはさておき、本格的に指輪が日本でも立場を認められるようになったのは、江戸時代からだという。当時の江戸幕府はキリスト教が日本において容認されるのを徹底的に拒む姿勢を貫いて、そうした環境で指輪が日本で再来したきっかけは中国を介しての事だったと言われています。

日本はで婚約指輪が普及したのは1960年頃だと思われ、1970年になると婚約指輪の取得率は67%になります。しかし、ダイヤモンドの婚約指輪はそのうちの16%と少なく、当時は真珠や誕生石の婚約指輪が主流だったようです。


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