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亜鉛のご紹介

亜鉛は酸化しやすいので、合金中の酸素と結合して酸化物となり、他の金属元素の酸化を防ぐ作用をします。 そのため、少量ではありますがこれを加えて合金自体の酸化を防止させます。亜鉛合金は、亜鉛を主成分とし、これに少量のアルミニウム、銅、マグネシウムを加えて性質を改良した合金です。亜鉛は英語とフランス語ではzinc、ドイツ語ではzinkと表記されて、由来はドイツ語で金属を意味するzink(e)からきていると言われていますが、理由についてはよく知られていません。日本語の亜鉛は江戸時代中期の漢方医の寺島良安が「見た目が鉛に似ている」ということから命名したという説があります。

亜鉛は、青色をおびた白色の金属で、見たところ鉛に似ていて、鉛よりやや硬く、普通の温度ではややもろさをしめしますが、100℃ぐらいに熱すると展性や延性が大きくなります。普通温度でかわいた空気中では変化しませんが、水分と二酸化炭素をふくむ空気中では、だんだん表面が白くくもってきます。それは表面に密にできて、亜鉛の内部を守るはたらきをするさびで、主成分は塩基性炭酸亜鉛です。空気中で強熱すると緑色を帯びた白色光を放ち、燃焼して酸化物となります。

亜鉛は古くから知られており、紀元前から使用されている物質のひとつです。当時から、銅との合金である真鍮が使われており、亜鉛の化合物が傷の治療に使われていたことが分かっています。亜鉛の含有量の少ない真鍮は黄金色で美しく、しかも機械的性質が優れていて、広く使われており、古代ローマで貨幣に使われていた記録もあります。中国にも古い亜鉛の貨幣や装飾品が残されています。亜鉛は17世紀前半にはヨーロッパに伝わり、18世紀にはイギリスで製錬工場が設立され、それ以後大規模製造が行われるようになりました。日本国内における金属亜鉛の製錬は1889年に黒鉱の処理から開始されました。蒸留亜鉛が商業ベースで生産され、電気亜鉛の生産が神岡鉱山で開始されたのは共に1910年頃です。


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