シルバーアクセサリー/デザイン・原形制作・鋳造・研磨

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シルバーアクセサリーを作るときは⑤

こんにちわ。
和心シルバー鋳造・研磨工場の高瀬です。

雨ですね。
梅雨先取りな感じですね。

高瀬は日曜日美容院に行ってきました!!
デフォで毛量が多い髪をしているので、夏に備えておもいっきり梳いてもらいましたよ!!
お陰でさっぱりスッキリしましたが、2,3日は髪に縛り跡をつけないようにと言われてしまいました。
簪が挿せないじゃないですかー・・・。

・・・さて、今日はシルバーの加工方法についてお話しようかと思います。
シルバーの加工方法は大別して3つ。順にご説明します♪

1、ロストワックス法
ロウを削って作りたい商品と同じ形にし、鋳砂で固めて加熱するとロウが溶け出して
中央が空洞の鋳型ができます。そこに溶かしたシルバーを流しこんで、ロウをシルバーに
置き換えてしまうのがロストワックス法です。ある程度複雑な形状でも一発で再現可能な上、
ゴムで型を取れば大量生産が容易なのでシルバーアクセサリーはこの方法で造られることが多いと思います。

ワックスにもいくつか種類があり、形状によって使い分けるのですが、
和心は基本のハードワックスを一番使いますね。

2、彫金
シルバーの板、線などを叩いたり伸ばしたりで加工する技術です。
1点ずつの作成しか出来ず、非常に技術を要しますが熟練した職人やアーティストが作る作品は
まさに芸術品の気品を持ちます。ロストワックスでは難しいくっきりした線や角ばった面を表現するのに向いています。

3、銀粘土
もっとも最近出てきた加工法です。
微粒子化した純銀と水をつなぎを用いて粘土状にしたもので、
粘土細工をつくる容量で造形し、レンジなどで焼くことで焼結させてシルバーにします。
研磨を行うとシルバーの輝きを取り戻します。この手法も基本的に一点ずつになるため
量産には向きません。

和心は基本的にロストワックス法でアクセサリーを作っています。
彫金や銀粘土にはそれぞれいいところが有るのですが、量産することを考えると
やはりロストワックスが最も効率的。しかし、ワックス原型が良くないといい商品は出来ないし、
結局研磨とかは手作業でやるしかないので、やっぱり職人さんの技量が最終的にはものを言う産業ですね。

では、また明日ノシ


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