皆様こんにちは。
和心シルバー鋳造・研磨工場の細田です。
今日は仕上げの方法で見かける燻仕上げについてお話したいと思います!
そもそも始めはピカピカのシルバーアクセサリーでも、
使っていくと段々と黒くなっていくことないですか?
よく「酸化したから…」と耳にする方もいると思います。
ですが、それ、酸化ではありません!!!
実は酸化ではなく硫化…硫黄成分に反応した事により黒くなるのです。
空気中に硫黄なんて入っているの?と思う方いると思いますが、
空気中や温泉(硫黄成分が入っていない温泉もあります)には硫黄成分が含まれています。
また、紙やゴム製品などにも硫黄成分を含有しているものもあります。
そんな硫化を科学的に薬品を使って短時間で作るのが燻仕上げです。
凹部分が黒くなるのが特徴です。
黒くなることでメリハリがつき、格好良さが増しますよね?
燻し上げ自体は男性向けのハードなデザインでよく使用される仕上げだったりします。
実はこの燻、簡単に落とすことが出来ます。
限度にもよりますが、例えばシルバークロスで磨く。
軽く磨く程度だと問題ないのですが、ガッツリ磨いてしまうと…ピカピカになってしまいます。
ですが、もちろんそうなると細かい所(溝とか)は磨けませんよね。
うっかり磨きすぎてしまうと”ここだけ黒い”というポイントが出来てしまうかもしれません。
そういう時は研磨剤や重曹を使って、歯ブラシ等で磨いてあげて下さい。
最後の方は豆知識になってしまいましたが、是非参考にしてみてください☆
ではでは、次回をお楽しみに!!